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Time Out誌が選んだCoolest Neighbourhoods in the world
ロンドン発の大昔(1968年創刊だそうな)からあるTime Out。イベントやアートなどを網羅した、その街を楽しむガイドのような雑誌で、現在では世界の主要な都市をたくさんカバーしているが、このTime Out誌が発表した40 Coolest Neighbourhoods in the world になんとVerdunが堂々11位でランクインした。
私は世界で11番目にイケてるエリアに住んでいるのか?と、不思議な気持ちもするのだが、私もここが住みやすいから住んでいるので、ロンドン時代からなじみのあるTime Outがわが町をセレクトしてくれたことは素直に嬉しい。
しかもイケてる「都市」じゃなく’neighbourhood’(親しみを込めて界隈とか、地区ってことかな)として選ばれているってことがすごくない?と思った。
なぜ、ベルダンが選ばれたのか?
1.ウェリントン通り(rue Wellington)
さて、選ばれた理由としてはまず、Rue Wellingtonというおもちゃ箱みたいな楽しさのショップ街があること。コーヒーが美味しく、くつろげるカフェも多いし、センスの塊みたいなレストランや、仲間との会話が弾む雰囲気のいいパブ、数々のスリフトショップ(チャリティショップ)が立ち並び、全体的にお店が小綺麗で美しい。
2. イベントが多い
夏のサイドウォークセールや冬のメープルシロップまつりなど、季節ごとにこのウェリントン通りが歩行者天国となるイベントがある。最近ではモントリオールのジャズフェスまでここでイベントをするようになった。
3.小さな専門店の存在
個人的には、チーズの専門店や、しゃぶしゃぶ肉や焼肉用にスライスしてくれる肉屋、魚を店頭で売ってくれる魚専門のレストラン、ローカルの野菜にこだわり、美味しいデリカテッセンがある地元の小さなマルシェなど、宝石のような小さなお店が多いことも推せるなと思う。
4.川沿いの美しさも圧巻
そしてセントローレンス川に沿って美しい自然を楽しめる公園があること、自転車専用レーンが街中に作られていること、おまけになぜかサーカス学校まである(総じて面白いことをしているグループが多い)こと、住民のコミュニティ意識が強いことも、よい地域に選んでもらえた理由だろうか。
5.アクセスの良さ
これだけ揃っていて、更にダウンタウンへのアクセスもメトロで数駅程度だったり、バスで10〜20分で行けたりする気軽さも本当にありがたい。雪が多い冬は、どれだけ外を歩かずに済むか、というのが結構重要なので、メトロ駅が地域内に多くあることは大きなポイントだ。
6.おしゃれなのにリーズナブル
さらに、プラトーなどの、ザ・おしゃれ地区みたいなエリアに比べたら、まだまだ家賃も上がりきっていないため、そこそこリーズナブルに生活できるところも重要なポイントだと思う。とはいえ、ここ2年間で不動産価格は毎年10%近く上がってきていて、Verdun地区が安かったのももうすぐ過去の話になってしまいそうだ。
Time Outの元の記事はこちら。
https://www.timeout.com/coolest-neighbourhoods-in-the-world