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皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も時代に合わない重くて長い記事を中心に(笑)週一ベースでこつこつ書いていこうと思う。
でも、年明けの初めの記事だし、食べ過ぎ、飲みすぎで胸やけ状態でも読める程度に、今回はちょっと軽めにしておこうっと(笑)今日は、私の大好きな一冊の紹介をしようと思う。タイトルの通り、それは「星の王子さま」だ。
初めて星の王子さまを読んだのは、中学生の時。図書館の岩波少年新書だったと思う。
その頃は詩作をしているような夢見る女の子だった。そのくせ、海外の殺人事件のミステリーにはまり、図書館のミステリー全集を制覇した気がする。アガサクリスティーも全集を読んだ。暇があれば図書館に行って本を借りていた。普通にそこそこ友達もいたけど、本音をいえば人と話しているより本を読んでいる方が幸せな子供だったと思う。そして、友達を巻き込んで土曜日に図書館に仲良しで寄り道したりしていた気がする。
「星の王子さま」に関しては、当時は素敵なメルヘンな本と思い、大好きにはなったが、あまり深く理解はしていなかった気がする。
その後、折に触れて読み返す度に、心に残る箇所が変わっていく。その人の人生の節目でいろいろと意味を変えていく、とっても不思議な本だった。
そして、フランス語を学ぶにあたり、まず思ったことは、
「ついに原語で読める可能性が出てきたなあ!」ということ。実は20代の半ばにヨーロッパにバックパックで旅行に行って、その頃の趣味として各地の絵本を各国一冊ずつ買っていた。フランスではやはり星の王子さまを選んだ。プラスチックの封をしたまま置いてあった本を今回モントリオールに来るときに持ってきたのだが、B2コースが終わった記念に破り開けてみた。やっとこの本に読み跡をつけられる日が来た。
もちろん多少知らない単語は混ざっているし、知らない動詞の活用はいっぱい出てくるけど、もともと暗記しそうなくらい繰り返して読んでいるから、第一章についていくことができた。信じられない…
こんな日が来るなんて、この本を買った当時の私にはとても想像ができなかったよね…
今年の抱負は、自分の人生の中の「バラ」(王子さまが作中大切にしていた)に当たる人や物、事を再確認して、あらためて大切に時間をかけていこうということ。そろそろ、人生で一番大切なことは何なのか、迷わなくなるお年頃のはず…だしね(笑)