PEQ Montreal
モントリオールで親子留学・海外就職・永住全部目指すブログ
PEQ (ケベック経験プログラム)

ケベックは、冬もいいから。

 

 

 

 

 

Vivre L’hiver au Québec

« L’hiver nous habite plus que nous habitons l’hiver. Ce n’est pas juste un cadre, c’est un personnage » (Normand Cazelais) 「冬が、僕らの中に生きている、僕らが冬を生きているというよりもね。冬は僕らにとっては単なる環境じゃなくて、個性なんだよ。」ノーマン・カズレー

写真は、Berry-UQAMの駅から続いているGrande Bibliotheque(ケベック州立図書館)で借りてきた本。今私はこの本のテーマにものすごい魅かれている。これまで、冬はじっと我慢の子で、人と会う回数も「比較的」(笑)減らして、イベントもとにかく減らして、家の中で温かくできるアクティビティだけ考え、外を歩くときには、夏が来たら、あれもしよう、これもしようと空想にふけりながら雪道を踏みしめ歩く日が多かった。なにしろ、先週なんかは、火星より寒くなったというし、「自然には逆らえないよねー」というあきらめの気持ちがいつの間にか心を占めていた。それを丸ごとひっくり返してくれた、インパクト200%の本だ。タイトルは「ケベックの冬を生きる!」何と思い入れの深いタイトルだろう(笑)

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事の発端は、ポッドキャストだった。
ケベックのフランス語に慣れるために、ラジオカナダのあるプログラムを聞いている。それは、Medium Largeという2時間強のラジオ番組で、普段はCatherine Perrinという女性がホストを務め、ケベックにゆかりのある人が登場して、時事や文化的なこと、イベントなどについて話す。地元密着な感じだが、シアターの情報やら政治やら、なかなか聞けない話が出てくる。私のフランス語のレベルでは簡単ではないので、まあ、1週間から2週間、難しい内容の時には1カ月もかけて、1本2時間の収録を通勤時や、お弁当を作っている時間などに何度も何度も繰り返して聞く。
面白いのが、キャサリンは多分、力のあるパーソナリティらしく、いわゆるホリデーシーズンにはしっかりバカンスを取る派らしい。それで、今回のクリスマスの放送も、彼女ではなくピンチヒッターが行っていた。キャサリンのことは、フランス語の発音もバランスとれていて、ケベコワではあるけどラジオのパーソナリティらしい標準的な綺麗なフランス語で、結構ずばずばものをいう感じで好きだし、だからこの番組ばかり聞いているのだが、それでもたまに違う人がやっている番組って、なんだか目新しくて、うれしくなってしまう。いつも、思い立った時に番組のポッドキャストをダウンロードして、常に2本入れておき、古いものから消していくのだが、何となく12月26日の放送をランダムに選んで聞いた。

最初に、この日の録音を聞いたとき、まず吹き出した。ピンチヒッターのMarie Grégoireさんが、ラジオの人にしては珍しいくらいケベコワのアクセントが強い。と思っていたら、次から出る人出る人、これでもかというくらい地方のアクセントで個性の強い人が出てくる。これは、ケベック政府のインタビュー前に、ケベック訛りに慣れておくのにぴったりじゃないか!と思って、普段よりもさらに難しそうだけど、これを聞きつづけることにした。

最初は、何となく話題はこれかな、今単語が聞こえたな、程度からスタートして、少しずつ、内容のベールが剥がれてゆく(笑)のだが、この内容が素晴らしいことにだんだん気が付いてくる。それは、後ろ向きだったケベックの冬に対する私の気持ちを変えてくれた。彼らの主張、というか、その日のテーマはこうだ。カナダの人は(ケベックだけでなく)冬と共に生きてきた。冬を生きるために、多くのイノベーションが生まれた。暖房の手法、遊びや、食べ物、行事、雪のある生活を快適にする様々な工夫など、すべて冬がなかったら発達しなかったことばかり。だから、冬がカナダ人の個性を作っている、という。マリーさんが、一言で〈Ça nous définie.〉冬が、私たちを特徴づけるのね!とまとめる。

だから、せっかくケベックに縁あってきた私たちだから、ケベックを特徴づけている冬にまつわるあれこれを、もっと体験していこう、と決めた。手始めにこの本を読んで、カナダの冬が与えてくれた色々な個性たちを拾い出して、自分で確かめに行きたく思っている。

人生の半分を、我慢して生きるなんて、もったいなさすぎるから。
そして、まだまだ私の知らないケベックがたくさんある気がして、またワクワクし始めているから。

ラジオカナダのこの素晴らしい放送へのリンクはこちら

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カナダ情報&モントリオール情報、フランス語情報など、週に一回程度、プラス他の方の経験談など折々投稿して、PEQの生の声を伝えていきたく思っています。ただし、状況は常に変わっていきますので、PEQで行こう!と思われた場合は、必ず最新情報を一つ一つ確認して進めていかれることを強くお勧めします。

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ABOUT ME
ちえ子
カナダ在住。モントリオールで日本語教師とゲーム業界での仕事の二足のわらじで活動中。高校生、大学生との親子留学→PEQ(ケベック経験プログラム)で永住権取得。TOEIC 960点、実用英語検定1級、フランス語公式テストTEFAQB2合格。過去にクアラルンプール(マレーシア)で通訳、ロンドン(英国)で商社勤務経験あり。趣味はジャズヴォーカル、City Pop(1970-1980年代日本のニューミュージック)、コメディ映画鑑賞。イチ推し芸人はオードリー若林さん。
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