PEQ Montreal
モントリオールで親子留学・海外就職・永住全部目指すブログ
PEQ (ケベック経験プログラム)

モントリオールで、小学校、中学校選び(Part2)-(寄稿)Vol.8 しばフラ

ちょっと本題の前にお知らせ…2018年1月13日付の「移民局サイトのアップデート、チェックしてますか?(PEQニュース)」という記事に、PGWP(Post Graduate Work Pemit)の期間が条件により短くなる可能性がある、と書いたが、今のところ、この件については現実にどのくらいの割合で期間の短いPGWPが発行されているのかはまだわかっていない。

「期間が短くなってしまうと聞きがっかりした」というようなメッセージでのお問い合わせをいただき、全容がわかってもいないのに心配をさせてしまって申し訳ないなと思った。この件は、これからの方には最新情報を確認しつつ、とにかく慎重に進めていくことをお勧めする。また、これからどんな条件がどんな風に変わっていくかは、誰にもわからない。だから、最終的にはカナダ(またはケベック)が求める移民に、自分がどれほど適しているのかをしっかり証明できる材料を集めておくことが、自分を守る最大の防御になるのでは、と思っている。

さて、前回のしばフラでは、しばさんが不慣れなモントリオールで娘の最初の小学校を決めた時のこと、またその直後に翌年の中学入学のための入試がほとんど募集が終わってしまっていた件、またCSQ取得後の進路についても考えなければいけない状況などについてシェアしてもらった。親が職業訓練を終了して、CSQを申請、取得できた途端、子供は英語の公立学校に行く資格がなくなり、フランス語の公立にいくか、または私立という選択肢になる。英語私立の場合は政府の補助金をもらっていない私立にのみ入学できる…「政府の補助金をもらっていない私立」というのは、別の言い方でいうと「Eligibility(=ここでは、英語で学ぶ権利)」保持者でなくとも入れる学校のこと。新着の移民の場合は、Eligibilityは与えられない…フラ語を立てれば英語が引っ込むこのモントリオールで、しばさんは何に迷い、何を選び、何を捨てるのか?

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(寄稿)Vol.8 しばさんのフラ語で職訓&子連れでモントリオール 

(パート2)

ここのブログを読んでいる方はご存じでしょうが、ケベックから移民申請をしてCSQを取得すると子供が公立の英語の学校に行くことができなくなります。私の学生ビザが有効な間、娘も6年生と中1は英語の学校に行けるのですが、それ以降はどうしようか決めずに、その時が来たら考えようという見切り発車でケベックに来ました。
で、その時が来てしまい、色々考えて浮上したオプションが・・・

1)フランス語の学校に入れる。
そりゃあこれが一番明確単純でコストもかからず、ケベック政府から見ても模範的なステップですよね。子供もフランス語覚えるし。私も娘が小学校低学年だったら、むしろ最初からフランス語の学校に入れたと思います。

ただ、モントリオールは英語だけでも十分生活していけるので、英語がわかる娘も、絶対フランス語をやらなくては!という思いはないんですよね。フランス語「を」勉強するのは構わないけれど、フランス語「で」勉強するのは断固反対。
あと、私が聞いた限りでは、中高5年間の後のCEGEP(カレッジ)に進むのに、入試はなくて高1と高2の学校の成績だけで判断され、そしてその先の大学に進む際も今度はCEGEPの成績だけで判断されるそうなんです。となると、教育ママとしては、どのみちカレッジも大学も英語なのだからそりゃあ英語で続けた方が成績も良いだろう、と。

2)英語の私立に入れる
子供を英語の公立に入れるには政府の許可書(Eligibility)が必要、でも私立なら要らない、とよく言われるのですが、実は私立でも許可書が必要なところが多くて、要らないところはほんの数校、そして学費が高い!母子家庭の我が家では夢のまた夢で即却下。

3)CSQ申請をせずに英語の公立で続ける
学校が終わってワークパーミットをとっても、とにかくCSQの申請さえしなければ公立の英語の学校に行き続けることはできるわけです。でも、CSQ申請を遅らせるという事は永住権プロセスを延期させる、という事で、そして永住への条件やチャンスは年々厳しくなるのが常・・・ カナダに来た目的は(教育のための)移民なんですが、教育のために永住を遅らせるか、という本末転倒ジレンマに。

4)英語イマージョンのフランス語の私立に入れる
私立は高い、と書いたのですがそれは英語の私立の話で、フランス語の私立は政府の補助金がもらえるので学費が英語の4分の1以下なんです。で、中には英語イマージョンの学校もあり、主要な教科を英語でやると聞いて一瞬道が開けた気がしたのですが、所詮フランス語ネイティブの子が対象な訳で、今のフランス語能力では入試どころではない、と。

とまあ、どのオプションも悩みどころ満載で決められなかったので、どういう展開になっても行ける学校があるようにしておこうと考えていたのですが、結果的にはオプション3)と4)のハイブリッド的なところに落ち着きました。
その学校は私立なのですが、英語キャンパスとフランス語キャンパスが併設で、英語キャンパスでも学費はフラ語の私立並み。英語の方は政府の許可書(Eligibility)が要りますが、将来CSQを取った際フラ語キャンパスへの移動が可能。校長先生の話では、個人の努力にもよるけど、どちらのキャンパスに行っても卒業時にはバイリンガルになる子が多いと。娘は中2は英語キャンパスですが、多分フランス語もしっかりやってくれるのではないかとの希望的観測で、とりあえずは1年間様子を見てみることにしました。それ以降は、政府の移民政策状況も見ながら、あと1年英語で続けるか、これから中2が終わるまでフランス語を集中的にやって、もしフランス語がまともになるのであれば、CSQを申請して中3からフラ語キャンパスに切り替えるか、オプション4)の英語イマージョンのフラ語私立にチャンレンジしてみるか。
結局問題解決はしてない・・・んですが、これ以上悩んでもすっきりした決断はできないし、娘のフランス語に関しても、やはり公立の英語学校だとフランス語に触れる機会が少なく、ひょっとしたら中2の私立でフラ語にも自信がつくかもしれないし、実際やってみてどう出るか、試すしかないんですよね。CSQ取得後の学校の条件は理解した上で(PEQさん情報感謝!)ケベックに行こうと決めたので、娘の学校で頭を悩ませることになるのは分かってましたが、置かれた状況にできるだけ柔軟に対応できるようにしながら、試行錯誤の道はまだまだ続きそうです。

まったく、人がこんなに考えてるんだから、ちょっとは勉強しろよ、と言いたいです、マジで。

しばさん

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ABOUT ME
ちえ子
カナダ在住。モントリオールで日本語教師とゲーム業界での仕事の二足のわらじで活動中。高校生、大学生との親子留学→PEQ(ケベック経験プログラム)で永住権取得。TOEIC 960点、実用英語検定1級、フランス語公式テストTEFAQB2合格。過去にクアラルンプール(マレーシア)で通訳、ロンドン(英国)で商社勤務経験あり。趣味はジャズヴォーカル、City Pop(1970-1980年代日本のニューミュージック)、コメディ映画鑑賞。イチ推し芸人はオードリー若林さん。
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