PEQ Montreal
モントリオールで親子留学・海外就職・永住全部目指すブログ
フランス語学習

交換レッスンって、どんなことするの?

写真は、Mont-Royal Parkの展望台から見た、モントリオールの夜景。パノラマで撮れなかったけど、本当はもっとキラキラの明かりが広がっていて、とても幻想的だ。ここには結局10人グループで行ったんだけど、みんなでワイワイ、きれいねって叫びながら見るのは楽しいよね。ぜひ次回は愛する人と2人っきりで静かに眺めに来たいものだけど(笑) 

私は、交換レッスンには結構経験も思い出も多い。20代の頃は英語が上手くなりたくって、自分の地元の町で英語のネイティブを見つけて、交換レッスンをしていた。そのうちの一人と恋に落ちて…なんてこともあった。彼氏からターゲットの言語を学ぶのは、愛があるから本当にモチベーションが上がるし、言語習得には最高なんだよね。残念ながら、その恋は何年か後には終わってしまったけど、私には英語を使う力が残った…うーん、なんか感慨深い(笑)

今は、既婚者だし、子供もいるので、自制しないといけない(笑)それにしても、その言語を話すボーイフレンドを作るという奥の手が使えないのは、効力を知っているだけに惜しい。

ところが、別にボーイフレンドでなくても、いいパートナーが見つかれば、交換レッスンは本当にいい方法だと実感し始めている。ちなみに私は、前回の募集で、3人のパートナーを見つけた。それぞれが個性があって面白い。

一人目の人は、Sさん。(30代、男性)実はアングロフォンの彼は、フランス語もお母さんと話してきたということなので、かなりネイティブに近いと思う。彼は、最初からメールの言葉がとても温かく、チャーミングなメッセージを送ってくれて、乙女心をくすぐられる。しかも押しつけがましくなく、さわやかだ。初めの時から、すでに誰か交換レッスンのパートナーがいるし、何人か知り合いの日本人もいるから、レッスンを始めて上手くいくようであれば、その友人たちも紹介するからねーというメールを送ってくれた。そこで、

「へー、すてき。あなたを見つけたことで、同じようなことを目指している友人を一気にゲットできるわけですね。Good Dealね。私はXXに住んでいますが、あなたはどこが都合がいいですか?私は朝型人間なので、あなたもそうだったら、週末の朝の時間に会えませんか?」(英語でメッセージ中…)と書くと、

「なんて興味深い!ぼくもXXに住んでいるんだ!君が本当に朝方人間なら、今週末に家族を訪ねに行く前に一緒にコーヒーでもどう?」

なんて誘ってくれる。そして更に、

「いや、実は今日は忙しいと書いたけど、本当は勉強しているだけだったから、君が今夜急に会う勇気があるんだったら、今夜でも構わないよ。ポケモンのように(今流行っているポケモンGoにちなんで)呼び出されたらすぐにはせ参じるよ。」なんて気の利いたことを書いてくる。

まるで、デートのお誘いみたいで、ワクワクするじゃありませんか♪ 夜に知らない男性に会うのは、13歳の娘に却下されたので、NGだったけどね(どっちが親なんだ、笑)

かといって、会ってみると、別に下心があるような人ではなく、本当に日本語習得に熱心な、私から見ればかわいいお兄さんなのだった。これって、恋人ができるよりめんどくさくなくて楽しいかもね(笑)

しかも、すでに前の人と交換レッスンを進めていたので、文法の説明がプロの先生並に上手い。ちょっと文法フリークっぽいところもあるけどね。

彼の日本語は私のフランス語とどっこいどっこいのレベルなので、彼が一生懸命日本語を紡ぎだそうと頑張っているのを見ると、こっちももっともっと助けてあげたくなる。気持ちよくわかるからね。

二人目の人は、やはり30代の男性、Rさん。彼はベナンという西アフリカの国の出身なのだが、アフリカアクセントというよりは、フランスのアクセントを話す。というのも彼はフランスで高等教育を受けて、そのあとフランスで働いたことがあるITコンサルタントだからだ。彼は日本に住んだことがあり、結構上手に、カジュアルな日本語を話す。人懐っこい笑顔の人で、ちょっとシャイな感じだが、話題が豊富。

彼とは英語、日本語、フランス語を交えて普通のおしゃべりの感覚でお話をする。(フランス語は基礎的なことしか言えないけどね)私が、「じゃ、ちょっと日本語で話そうか。」というと、彼が

「えー?めんどくさいなー…」みたいに言いながら、しばらく日本語。そして、その後急に「じゃー、フランス語で。」といわれて私が、

「えー、困ったな。」みたいなこといってしばらくフランス語で。で、話が込み入ってくると自然に英語に切り替えてしまう。で、いろいろ面白い話が聞ける。例えば…

R「フランスではね、一番エリートなのは、MBAよりもポリテクニック出身者なんだよ。日本でいう東大卒みたいな感じで、みんなに敬意を払ってもらえるんだ。」

私「ええー、イギリスではポリテクニックっていったら、大学より下な感じなのに…新設の大学なんかが、元ポリテクニックなのよね。」

R[フランスの大企業の幹部はほとんどポリテクニック出身なんだよね。」

私「ねえねえ、じゃあの日産のカルロス・ゴーンさんとかは?」

R「ああ、ちょっと待って調べるから…ほらね、やっぱり彼もポリテクニックだって。

フランスのポリテクニックはただ技術者的な勉強だけじゃなくて、ビジネスのことやファイナンスのことなど、幅広くリーダーのための教育を受けるんだよね。」

私「へええええ!」

そんな、目から鱗のフランス事情を聞くのもとっても楽しい。

もう一人のパートナーは、30代の女性なのだが、まだ感想を言うほどレッスンをしていない。でも、完全な初心者だし、先の2人と比べるとモチベーションがそこまで行ってない気がするので、いつまで続くのかはまだ未知数な感じ。彼女はとっても丁寧な性格で、フランス語で話すのも丁寧なvous(「あなた」の丁寧形)を使いたいとのことだ。

私にとっては、tu(カジュアルな「あなた」)ばっかりよりも、たまにこんな話し方を練習できると確かに助かるけどね。ケベックの人はスーパーの店員さんでもtuで来るから。(笑)私お客さんなのに…ってよく思うけど。このフレンドリーさがいいんだろうね。

そんなわけで、スタイルも内容もまるで違う3つの交換レッスン。これでフランス語の会話もバッチリ!となれば、めでたし、めでたしなんだけどね。

(未来に続く!)

 

 

 

ABOUT ME
ちえ子
カナダ在住。モントリオールで日本語教師とゲーム業界での仕事の二足のわらじで活動中。高校生、大学生との親子留学→PEQ(ケベック経験プログラム)で永住権取得。TOEIC 960点、実用英語検定1級、フランス語公式テストTEFAQB2合格。過去にクアラルンプール(マレーシア)で通訳、ロンドン(英国)で商社勤務経験あり。趣味はジャズヴォーカル、City Pop(1970-1980年代日本のニューミュージック)、コメディ映画鑑賞。イチ推し芸人はオードリー若林さん。
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