写真は、近所の公園で木曜日に開かれている屋外コンサート。みんな自分の椅子持参で集まっている。
今回はケルティックミュージックのバンドだった。とってもうまくて楽しそうな演奏だった。
こういう小さなイベントがベルダンには数えきれないほどある。ダウンタウンに出なくても色々楽しめるのがうれしい。
今回は、PEQとは無関係なのだが、読者の中に現在子育て進行形の方もいるのではと思い…
私は娘たちをマレーシアで育てたのだが、環境の影響がとても強いが、そのおかげで二人は多言語話者に育った。
そんな子育て真っ最中の日々に綴っていたブログが、ブックマークの中に残っていた。
子供をマルチリンガルにすることにものすごい情熱を傾けていた日々（大爆笑）
ありがたいことにライブドアのサイトにもそのまま保持されている。
ブログの文中のリンクはもうほとんど切れているが、文章は今のお母さんたちにも参考になるのではと思い、
ここにリンクを貼っておきたいと思う。でも、10数年前の自分の文章、文体が恥ずかしく、
全部書き直したい気持ちに駆られる面もあるけど、10年前の自分と言えばもうほとんど別の人間だから
（だって私何度も脱皮しているから）、まあいっか。（笑）
まあ、私の親せきが書いたものみたいに感じていただけたらそれでOK(笑）
ABCとマルチリンガルファミリー
http://blog.livedoor.jp/yayoi9036/
以下は、自分が気に入っている記事の抜粋。
2006年09月25日
適材適所
もう2年目になる幼稚園でも、ほとんど話さない。
特に先生がいると、ぜんぜん話さない。
そのくせ、先生のことが大好きだし、
おともだちもたくさんいる。
最近は、おともだちの中国語名まで覚えてきて、
私に教えてくれる。うちでは、お姉ちゃんより威張っているし、
休むまもなく話し、歌い、うるさいのに、
外に行くと静か…そんなLalaの幼稚園で、11月にコンサートがある。
センセイに呼び止められた。
「今度、コンサートの劇で、Lalaは”Turnip”
（かぶ）の役をやるんです。本人も大喜びなんですよ。
それで、何か、白い長袖と白いズボン、おうちにありますか？」
は？
かぶ？？？
かぶって、何？
お姫様とか、おばあさんとかじゃなくて。
かぶですか…
チラッとLalaの顔をのぞくと、うれしいのと誇らしいのが
混じったような表情で照れている。
先生が言ったように役柄がとても気に入っているのだ。
それで、何でかぶがそんなにうれしいのか、
私なりにさぐってみた。
このかぶとは、「大きなかぶ」のかぶらしい。
Lalaのお友達のJa Yinが、かぶを抜く役で、横から、
よいしょっ、よいしょっと、Lalaの手を引っ張るらしい。
つまり、この役は、考えようによっては主役だ。
だって、舞台の真ん中に抜かれるまで
ずっといることになるんでしょう？
そして、せりふはない。
Lalaは、プレッシャーなく舞台の真ん中にいて、
仲間から引っ張りだこ状態になるわけだ。
これって、内弁慶の子にとっては、
おいしい役かもしれない。
いや、うちのちびLalaがそこまで考えたかどうかは
わからないけど、とにかく、あのこは、
この役をやりたいのだ。
Tセンセイ、いつも思っていたけど、
あなたは天才ですね。
わたしは、子供のとき、いつもひそかに、お姫様を
やりたいなあ…と思いつつ、絶対選んでもらえなかった
けど、自分をよくしってるLalaちゃんはえらいなあ、
とまたこんなことでも親バカにうけとってしまう。
Lalaのかぶ用ズボンの裾揚げしながら、「それにしても、
はまりすぎだなあ…」と、また忍び笑いしてしまう私でした。
