写真は先日東南アジアフェアを開催したマギル大学の正門から入ってまっすぐ歩いたところにある、創始者の像。風を受けて裾を翻している感じがなんかモントリオールっぽくっていいね。
PEQで家族揃ってカナダ移民を目指す ー その過程でも、やはり家族で揃ってカナダでの生活体験をしたいはず。その時に、障害となるのが、これ。
労働許可証。別名オープンワークパーミット。
夫婦の片方が、学生ビザで1800時間のプロフェッショナルディプロマコースを勉強している間、その配偶者はオープンワークパーミットを取得して、働くことができる…とカナダの移民局のページにはしっかり書いてある。しかも、申請してから労働許可証が得られるまでの平均日数まで、申請国別に最新情報がわかるようになっていて、ちなみにマレーシアからの申請者は、ただいま平均日数1ヶ月となっている。
ところが、現実にわたしの相棒が申請を出したのは去年の10月。そして、今は4月。そろそろ半年が過ぎようとしているのに、まだ、健康診断のリクエストすら来ていない。(マレーシアその他のいわゆる第三国からの申請の場合、健康診断が必須条件となっているようだ。)CICホームページの平均所要日数のページは「どこの星のマレーシアのこと?」と聞きたくなるくらい当てにならないらしい。(泣)
周囲の経験談でも、日本からの申請で同時期に申請したあるご夫婦の奥さんは3ヶ月で労働許可を取得し、別の家族はご主人の労働許可に9ヶ月かかったという話を聞いた。その方は、家族離れ離れが長くなりすぎるので、一旦観光ビザで相方さんに入ってもらい、それを更新しながら地道にオープンワークパーミットが出るのを待ったらしい。日本からの場合は、観光で来る場合でも、先にスタンプをもらってくる必要がなく、いわゆる事前のビザなしで入れるから可能なのだが、うちの相棒はマレーシア国籍のため、観光でもビザがいる。なので、ビザなしでふらっと入って来るということができない。
では、家族揃って入国したい、できるだけ早く相方に仕事をしてもらいたい場合には、どうするのが正解なのか?
未確認情報なのだが、一部の中華系家族は、まず家族を観光ビザで来させて国境を超える時に、オープンパーミットの申請を出してしまうらしい。この方法だと、その場でオープンワークパーミットが出ると聞いた。実際にこの方法で許可証を取得した日本人が残念ながら身近にいない。なので、ぜひお試しをとはいえないのだが、こういう方法もあると知っておくに越したことはない。もし、身近に実際この方法を使った人がいたら、ぜひお知らせいただきたい。
元々、家族揃って今までとは違った生活体験をすることを目指して進んできたPEQの道。そのために今、家族がバラバラになってしまって3ヶ月。本当にこれでいいのか、いつまでこんな状態が続くのか、まるでヒントがない状態のまま、私たちのカナダ生活は続く。これは、カナダとの我慢比べなのか?我慢した先に、本当にバラ色の未来が、家族で笑って過ごせる明日が待っているんだろうか?確実に答えてくれるところはどこにもない。それでも、きっと道は開けると信じて、今やっていることを続けていくしかない。