写真は、前々からうわさに聞いて一度行きたいと思っていた、Fous Dessertsの店内。チリ出身だけどほぼケベコワ、という友人と待ち合わせした。とってもヨーロピアンな感じのお店だ。
💛
先日、PEQのプラグラムでもうすぐコースが終わる人、始めたばかりの人、そしてこれから始める人など、女5人で集まった。
みんなそれぞれ様々な人生経験の持ち主で、一人一人との出会いがとっても濃いものなんだけれど、みんなで集まるとさらにすごい!やっぱり実際に経験している人の言葉、情報というのは説得力がある。まあ、色々なお話をみんなでしたんだけど、プライベートにかかわることが多いので、ここで全部を書くわけにはいかない…ほんと残念なんだけどね。
ただ、話していてこれは、これから来る人にもとっても大事だなあ、と思ったこと。
それは、誰もが気になっている、フランス語の件だ。現時点での私のフランス語習得に関する結論はこれだ。
1.PEQ専用のフランス語学校にレベルゼロから入る必要はない。
フランス語の文法習得の順番って、どこで習ってもそれほど大差はない。教科書もどれをとっても習う文法項目は結構似ている。なので、わざわざ初めからPEQに特化したフランス語の学校で習わないといけない理由はない。むしろ、自宅から簡単に通えるとか、週に2回だけでいいとか、自分の生活スケジュールに無理のない学校を選んだ方がいいと思う。
2.A1、A2レベルはパートタイムの語学学校+自主勉で文法習得+余裕があれば個人レッスンで会話練習をする方が後々のためには役に立ちそう。
今後は、CSQ申請の際にインタビューに呼ばれる可能性が濃くなっているため、フランス語を話せることがとても重要になってくる。最初からフランス語を話すことを目標として学習を進めた方が有利。もちろん就職でもフランス語が話せる方が断然有利だし。
3.語学が得意な人は、コースで卒業証書をもらうよりも、TEFAQ受験の方が有利な可能性がある。
これは、誰にでも当てはまることではない。自分で勉強するのが苦手という人は、やはりコースに入って強制的に勉強するのがいいだろうと思う。でも、TEFAQを目指した方が有利なタイプの人というのもいる。文法が得意ではないけど、コミュニケーションが得意、話すのが好きというタイプの人は、むしろ細かい動詞の変化などにとらわれるよりも、聞く、話すに集中できるTEFAQ取得の方が有利な可能性がある。これはまだ私自身が受験していないので、確実な情報とは言えないけど、3月までに一度受験してみようと思っているので、また受験後にアップデートする。
4.A1、A2レベルではケベコワ(Québecois… ケベックのフランス語のこと)よりも国際フランス語習得を目指そう。
これはどちらがいいのか迷うところで、最終的にケベックで生活するためにはケベックのアクセントに強い方がいいとは思うのだが、ことフランス語の基礎という意味では、国際フランス語の教科書(フランス発行)で勉強する方がいいと思った。なぜかというと、フランスのフランス語の方が、ケベックのフランス語よりも文法のルールなども基本に忠実で、細かい。最初から緩い方を学んで後で厳しい方に行くのは本当に大変だ。私はたまたま初級の段階ではフランス人、もしくはフランスの(または国際フランス語の)フランス語教師から学ぶことになった。ある程度基礎が身についてからでも、ケベコワに慣れることは十分可能だ。だって、外に出ればみんなケベックのアクセントだし、テレビ、ラジオでも必要なリソースは十分に手に入るからだ。また、最近友人に教えてもらって知ったのだが、TEFAQのフランス語はなんとケベコワでなく国際フランス語らしい。そしてテストの評価もフランスに送付されて行われるらしい。ちょっとびっくり情報だよね、これは…
以上が、今の時点でのフランス語習得についてのまとめ。
ちえこさん
いつも興味深く拝見させていただいています。
実は私、フランス語クラスについてはまだ参加さえしていません。
職業訓練はもう少しで終わるのですが。
(職訓については8月から12月まで集中期間だった、つまり朝から夜までクラスがあったためフランス語クラスは控えていました)
無謀な私はA-1からB-1まで独学でやる計画で、市販のテキストを最後の一章を除いて読破しました。そして理解できないことはほとんどありませんでした(ちゃんと覚えているか、口からよどみなく出てくるかは別問題ですが)。
しかし、聞き取りは、ほとんどできません。残念なくらいにできません。
テキスト添付のCDなどを使って頑張っていますが、スクリプトなしではほとんど理解できません。
今後は面接があるのが前提でいたほうがいいので、ゆゆしき問題です(笑)。
でも、これが本筋なんですよね。
今までが簡単すぎたんですよね。その証拠に、B-2 Certificateが取れている人たちの中でも本当に実用レベルに達しそうな人は(私の知る範囲では)ほとんどいません。
ちなみに、その「実用レベルに達しそうな人」は、もともと賢いだけでなくPEQのためだと割り切らずにフランス語そのものを楽しんでいる人です。もちろん、楽しむだけの頭があってのことですが。
その人を見ていると大事なことが分かるような気がします。
CGさんへ
なんと、私の仮説を検証してくれる方がこんな身近にいたなんて!(笑)
リスニングはやはり独学厳しいですか…確かにクラスで先生の話を必死で聞くのはものすごいリスニングに役に立つと思いました。残念ながら効かない人もいましたが…私の友人の”のび太君”は最後までリスニングが苦手でしたからね。彼はまるで分らないと言っていましたが、理由は明白です。発音の基礎を徹底的に練習していません。基本、自分が発音できない音は聞き取れないと私は思います。
私はB1クラスあたりからリスニングは伸びてきました。こちらのRadio Canadaラジオのポッドキャストを通学中、おにぎりを握る間(笑)など暇さえあれば聞いていました。そのポッドキャストは本当におすすめです。私のやり方は週に一回、番組一本だけを携帯にダウンロードして、その2時間ほどの番組を1週間聞き倒します。週の終わりにはわかることがだんだん増えてきて楽しくなりました。あと、フランス語の映画をあらすじだけ得意な言語でざっと理解しておいて、フランス語字幕で見るのはなかなかいいです。特にジブリ作品などわかりやすいもので、自分が中身を知っているものなどはとっても役に立ちました。一般のフランス映画はアメリカ映画に比べてわかりにくいので、あまり難しすぎたら最初日本語か英語の字幕で見てからフランス語字幕に切り替えるのもいいかもしれません。(よっぽど面白い映画でないと飽きちゃいますけどね)
<<もともと賢いだけでなくPEQのためだと割り切らずにフランス語そのものを楽しんでいる人です。もちろん、楽しむだけの頭があってのことですが。>>
まさにおっしゃる通り、私の友人にもいますよ、一人だけ。(50人以上見てる中で一人だけ(笑))私も楽しめる境地に行きたいものです。
じゃ、フランス語、お互い頑張りましょう!