(文:しばさん…マレーシア時代からのPEQMONTREALの友人です。)
学校が始まって2カ月。今日は授業の内容やクラスの雰囲気などを書きますね。
とにもかくにも、とーっても良い先生にあたった、というのが私の感想。彼は35歳にして教師歴10年。8歳の時に初めてパソコンを買ってもらい、そこからITの道まっしぐらという、筋金入りのオタク、じゃなくて専門家です。民間の会社で働いていたところを、CSDM(フランス語の教育委員会)にスカウトされて、教職についたのですが、すっかりハマってしまったとのこと。確かに、ジェスチャーをまじえたり、教室を動き回って生徒をプロセッサーに見たてたりと、本当に一生懸命教えてくれます。
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とはいえ、前にも書いたように、授業についていけるほどのフランス語能力を全員持っている訳ではなく、フランス語ネイティブもいれば、ITは分かるけどフラ語が分からない生徒、ITもフラ語も初心者、という混成クラスなので、先生としてはフランス語どうのこうのよりも、とにかく授業を理解してほしい、という思いが強いらしく、最近は英語でも説明するようになりました。実は先生、英語があまり話せないのがコンプレックスらしく、自分は英語を話せるようになりたい、という奇妙なWin-Win関係となり、先生がフランス語で説明して、英語で言い換える際に単語やフレーズが分からない時は私たちが教える、というまあ和んだ雰囲気で授業をしています。
で、どんなことを学んでいるかというと、今はウィンドウズのカスタマイズの仕方やバーチャルPCの設定、与えられた情報から顧客のITニーズを読み取る練習などです。ちなみに今日は先週終わったソフトウェアのモジュールの試験でした。ワードのマクロの作り方や、コマンドを使ったソフトのサイレントインストール(ユーザーが画面で操作をしないで勝手にインストールしてくれる方法)の実践、マイクロソフトOfficeのカスタマイズの仕方、などがありました。
コースを修了すると、DEPという教育省認定の修了書がもらえますが、その他にシスコネットワークのCCNAという資格認定試験も受けられるようになるから、ということでその資料もクラスと並行して読むように言われています。
ちなみに、私たちのコースはフルタイムですが、実際学校に行くのは週3日だけ。学校では主に講義を聞いて、ソフトの実践やリサーチなどは課題として自宅で2日行い、それを提出することで出席扱いとなります。これは小学生の娘を持つ私としては、すごくありがたいです。というのも、小学校は親が送り迎えをする必要があり、私の学校がある日は朝と放課後デイケアに入れなければいけないの
で、2日自宅学習はおサイフに嬉しい!
コース範囲としてはカナダ人が本校で受けている内容と同じですが(私たちは別キャンパスです)、フランス語の問題があるので、どこまで本校の授業のレベルまで近づけるか。授業でやったことのおさらいを先生がビデオに撮ってYouTubeに載せてくれるのですが、私たちに説明するビデオと、本校の生徒用に作ったビデオでは、話すスピードや言い回しが違うので、先生も気を遣ってくれているのが分かります。
私たちも先生も、クラスの雰囲気に慣れてきて、内容も少しずつコンピューター!っぽくなってきました。実際の授業の詳しい内容やビデオを見てみたい方はコメントくださいね。でも、今は授業についていく事よりもうすぐ始まる冬の寒さに耐えられるかどうかの方が心配です。ではでは。
しばさん
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カナダ情報&モントリオール情報、フランス語情報など、週に一回程度、プラス他の方の経験談など折々投稿して、PEQの生の声を伝えていきたく思っています。ただし、状況は常に変わっていきますので、PEQで行こう!と思われた場合は、必ず最新情報を一つ一つ確認して進めていかれることを強くお勧めします。