PEQ Montreal
モントリオールで親子留学・海外就職・永住してみた(2019年完了)
カナダ(モントリオール)生活

モントリオールで家・アパートを買う(カナダ不動産購入のコツ) Part2. 住宅ローン

1.どのくらい借りられるか?

自分が月々支払えそうな金額から購入できるアパートの価格を割り出すには、借り入れ可能な上限を計算するツールが、住宅情報サイトで見つけられるので、そちらを利用してみよう。
以下はcentris.caで、物件のページを開くと下の方に出てくるツールだ。たとえば、月々1,000ドルなら払える、という場合で、3.3%の利息だった場合、以下の様になる。
ローンで借りられる金額が204,594ドル。もし頭金で100,000ドルを用意できる人の場合はなんとか300,000ドルのアパートに足りそうだ。
実際の銀行から借りられる限度額の計算には、現在の収入や資産額が重要になる。

2.ローンが25年で組めることのありがたさ

ちなみに、こちらではアラフィフの私達カップルでも、25年のローンを組むことは問題がなかった。もちろん、収入の証明は必要だが、50歳でローンを組んだら支払い完了が75歳となってしまうのに、そこは家が担保となるから問題ないのだろう。
今ちらっと調べたら、日本でも収入や資産により、完済が80歳まで行ける場合もあるようだが、私達は過去に日本で不動産を購入したことがなく、私達のいたマレーシアではローンは60歳ー現在の年齢分の期間しか借りられないので、私達では10年を切ってしまうことになる。それに比べると、ここカナダはお金を借りやすい。
では、同じくCentrisのサイトで、300,000ドルの物件を購入する場合のシュミレーションをしてみる。利息については随時変わっていくので、なんとも言えないが、仮に3%の利息としてみる。

まずは、30%の頭金(90,000ドル)が用意できる場合。毎月の返済額は993.82ドル。この内、利息として払っているのは日数による差もあるが約515ドル程度。

次に、5%の頭金で借り入れが可能な場合はこちら。購入金額300000の4%分を与信保険としてローンに組み込むため、このツールで計算しやすいように300,000+12,000で、312,000ドルの購入額、頭金を15,000ドルで計算する。毎月の返済額は1405.54ドル。そのうち利息は730ドル程度だ。

もちろん、毎月の支払いが現在の家賃と同じかそれより安ければいうことはないけれど、私の考え方は、この支払利息の部分+税金やメンテナンス料その他の諸費用の合計が家賃以下であれば、不動産は買いじゃない?と思っている。利息は経費だけれど、元本は資産だからだ。

前回書いたように、モントリオールの家賃は年々上がっているし、最近では、予算が限られている場合は、島内に気に入る貸物件を見つけるのもそんなに楽ではない。追い出されず、自由にリノベをして住める自分の物件があることが、ここでの生活に安心を与えてくれる気がする。その上、モントリオール島内の不動産の値段も、毎年5%以上上がっている。それどころか、エリアによっては20%と言われるところもある!たまたま私達の住んでいるエリアは大幅に上がっているエリアでもある。そのため、たまたまとても手頃な物件を見つけた時に、とりあえず買っておこう、とほぼ即決した。

次回は、不動産購入に必要な初期費用や、月々の経費について。ローン以外にもかかるお金を計画に入れておこう!

 

ABOUT ME
ちえ子
カナダ在住。モントリオールで日本語教師とゲーム業界での仕事の二足のわらじで活動中。高校生、大学生との親子留学→PEQ(ケベック経験プログラム)で2019年に永住権取得。趣味はコメディ映画鑑賞、日本のお笑い鑑賞。時間があると動画編集と日本語の音声教材づくりを楽しんでいる。
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