写真は、夕べ友達と見に行ったフランスの花火。先々週見に行った時（イタリアだったらしいが）あまり感動しなかったので、（去年いっぱい見すぎてもう飽きてるのかな、私…？）と不思議に思っていたのだが、昨日のフランスのプレゼンテーションはとってもチャーミングで素敵だった。とってもフランスらしい、アーティスティックで、ちょっとひねった感じだったのが好感度大(*^-^*）だった…フィナーレのビデオはこちら
今日は、カナダでもモントリオールでもPEQでもない、ごく地味なお話。
私が家事が苦手なことは、このブログでも度々書いた。特にお掃除、片付けの類は「憎んでいる」(*^-^*)と言っても言い過ぎではないくらい、全然食指が動かない不毛な活動だと思っている。
しかし、最近狭い我が家で、4人が思い思いに生活しだんだん物が増えてきて、そうでなくてもTEFAQやら職探しやら、何かとプレッシャーの大きい毎日、息苦しい思いが続いていた。それで、ある日ふと、「そうだ、友人Sさん（私の大好きな、日本の元上司でとっても素敵な女性、今は大事な友人の一人）が言ってたなあ、”断捨離”で幸せになったよって。断捨離やってみようかなあ…」と、前にデトックス道場に行った時と同じようなノリで、急に思い立った。
とはいえ、断捨離のこと、特に詳しく知っているわけでもなく…そうしたら、偶然というのは本当に不思議なもので、フェイスブックで、あるグループが急にポップアップしてきた。それがモントリオールで断捨離されている方のグループだった。ありがたいことに連絡して翌日に断捨離関連の本を貸していただいたり、実際にお宅を見せていただいたことで、断捨離が済んだ後の気持ちよさというのを目の当たりにした。
で、一冊早速関連の書籍を読み終わった。一気にすべてを綺麗にはとてもできないので、まずシンク周りだけきれいにしてみた。そうしたら、なんだかとても気持ちがすっきりして、なんだか心の中を澱ませていたものが落ちた気がしてきた。調子に乗ってきたので、今日はいつの間にか油汚れみたいなものがついたままになっていたり、一部底の方にうっすらと錆の輪のようなものができていたヤカンを磨き上げたい衝動に駆られた。自分でもなぜヤカンなのかはわからなかったけれど。それで、キッチンでそのために買ってきたばかりのスチールたわしを使ってヤカンの表面をゴシゴシしようとしたらうちの相方Kが、
K「そんな堅いもの使ったら、ヤカンの表面の方が柔らかいから傷だらけになるだけだよ。」
という。
普段だと、色々うるさく口を挟まれるのが嫌な私は、
「自分でやらないんだったら私の好きなやり方でやらせてよ。」
等と言って、即口げんかの元になり、お互いとげとげしい感じになる…のだが、今日は何となくいい気分だったのか、ついうっかり(*^-^*)、
私「あれ、そうなの？じゃあ、どうすればいいのかな？」と素直に教えてもらうことにした。
そしたら、教えてもらったやり方でニコニコとヤカンを磨く私の隣で、ヤカンよりもっと油汚れがついていた小ぶりなステンレスの容器を、相方が磨き始めた。15分ほどして、すっかりきれいになった容器を残して、相方は他の雑用をするためにキッチンから出ていった。
そしたら次は、下の娘がやってきた。
娘「今日は何をがんばってるの？」
私「がんばってないよ～。楽しいからやってるんだよ。」（これ本心）
そうしたら、普段頼んでもなかなかお手つだいをしてくれない娘が、
娘「ママ、なんでナイフなんて使ってんの？」
私「ああ、ここはなんか油汚れが入っちゃったみたいで、こすらないと取れないんだよ。だからナイフの先を使って取ってるの。」
娘「貸してみて。」
娘はナイフを使わず、磨き用のスポンジだけでゴシゴシ、ゴシゴシやって、なんと私ができなかった一番茶色の油汚れがこびりついた個所をキレイにしてくれた。
磨きあがったヤカンは、元々とってもかわいい形のものなので、コンロの上で、なんだかまるで素敵なオブジェの様に光を放っている。
ただ、単純に眺めていてうれしい。
なので、今シンクのある左端から徐々に右に向って、キッチンが少しづつ綺麗に変わってきている。一日30分程度しかやってないから、あまり負担にもならないし、朝一番でやるから、その後もいい気分のまま、他の用事もできるようになった。
断捨離って、やっぱりすごいわ。精神的な効果がある。特に磨くという作業には座禅みたいな効果がある気がする(*^-^*)
