写真は、大好きな場所、オールドポート。遠くに映っている大きなテントみたいなのは、かの有名なシルク・ドゥ・ソレイユのサーカスのテントだ。オールドポートには、色々な思い出が詰まっている。写真に撮りたくなるような素敵なポイントもいっぱいあるし、イベントも盛んだから、夏になるとここに来ることが多い。ここにトラックで出店しているプティンもとっても美味しい。
私は、人生のモラトリアム期間が長い人間(苦笑)らしく、ある一定の期間きっちり社会人として生活していると、どうもむずがゆーい感じになってくる。河岸を変えて、視点を変えて、新しいことを始めたくなってしまう。今までに、日本→米国→英国→マレーシア→あらためて日本→マレーシア→カナダという風に、ほぼゼロからのスタートを何度も切っている。ある時期には、貯金がほぼ底をついて、さあ明日から何食べようか、みたいな状態になったこともあった。だから一つ場所にどっしりと根を下ろして、着実に年を重ね、知恵を重ねていくような生き方のできる人は心底敬服する。でも、モラトリアムをネガティブに捉えているわけではない。私みたいな変化が必要な人間にとっては、多分とても重要な、なくてはならない期間なんだと思う。
一方で、安定した生活、収入源、友人たちなどを離れて、まったく違うところに行くというのは、本当に心細く、自分を支えている自信を崩してしまいやすい。例えば、私は1週間前にもう学生ですらなくなってしまった。コンピュータのコースは、もう終了してしまった。今は1カ月限定でフランス語のコースを取っているが、これはフルタイムではないし、かといって仕事を始めたわけでもないから、自己紹介には本当に苦労する。でも、語学学校ってところは、本当に自己紹介をするチャンスが多い。だから、すらすらっと自分のことを話せる準備が必要だ。こちらに来てからの一年半、パートタイムで翻訳や英会話のスカイプレッスンなどをたまにした程度で、まともに働いていない。このことが、実はものすごい苦痛だ。自分の生活費を稼ぐことなく、貯金を取り崩して生活するのは、本当に精神的なプレッシャーが大きい。早く一人前になりたいなあ(笑)と本気で思う。
今月末辺りに、一度運試しでTEFAQを受けてみようと思っている。未だに、私のレベルはB1、限りなくA2に近いB1なのではないかと思う。フランス語を本格的に初めてすでに1年、なぜまだまだレベルが低いのかと情けなくなることもあるが、今の状態はビギナーから中級に来て誰でも一度は経験するプラトーらしい。ここで踏ん張ることで、また更に一つ上の急上昇カーブに突入できるはずなのだ。今は予兆すらないけどね(笑)なので、今月はフランス語の特訓月間。そしてその後はいよいよ就職を探すことになる。さあ、逆風が吹きまくっている状況の中で、本当に仕事に就けるのだろうか?フランス語がまともに話せるようになるまでは、とにかく何でもやろうと思っているが、さて、どんな展開になるか、自分ながら次が楽しみだ。
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