新型コロナウイルスのカナダへの影響は?
これから、カナダへの渡航を考えている方に、「これからカナダに入国って問題あるでしょうか?」と現地の感触を質問された。これについては3つの観点から考える必要があると思う。
1.海外渡航によるリスク
でも、これは、日本の感染リスクが世界の上位となってしまった今、海外に渡航したからと行ってリスクが高まるとは考えにくい。逆に、今日本に帰国するのは見合わせてキャンセルしている人が多い。
2.感染源になるリスク
現在まで、カナダでは日本・韓国・中国・イタリア・イラン等を含む高レベル感染国からの入国を制限する等の措置はしていない。
(UPDATE: 3月3日現在、カナダは日本に対し「感染発生確認国からの帰国者には14日間の自己モニターを要請する。」との対応に変更している。)
3.人の心の中の不安というリスク
それでも、ここにいるアジア人として、そういうことになって気まずくなるのも嫌なので、現状私達「カナダ在住アジア人」は人知れずものすごく気を使っている人がほとんどなのではないかと思う。
マスクも使いにくいという皮肉
普段だと、空調されたオープンスペースのオフィスでゲホゲホやっているのも周囲に迷惑なので、私の場合は誰も他にしている人はいなくてもマスクを着用する。
何もない時だったら、マスク自体が珍しいものでも、髪が赤色でも青色でもレインボーカラーでも他人が何も言わないのと同じような感覚で、干渉はされない。
でも、2月のはじめにコロナウィルスの話がニュースになった頃から、「アジア人がマスクをしている」ことの方が怖がられる”気がして”しまい、その時は早々に出勤を諦めて、自宅待機した。普段なら間違いなく仕事に行くレベルの症状だったのに。
自宅待機という選択肢
こういうのは周囲にとやかく言われる前に自主的に行動して問題の芽を摘んでおくという行動なんだと思う。
感染経路は調査される
というわけで、目に見えないウィルスだからこそ、周囲の人の感情にも気配りする必要があるわけで、なので、もし今私が日本からこちらに渡航しなければいけない状況だとしたら、やはり、少なくとも2週間の自宅待機をして、外部との接触を最小限にする(公共の交通機関を使わず車移動、外出せずデリバリーで必要品を確保など)だろうと思う。
やりすぎと思う人もいるだろうけど、目に見えないものと戦う時には、心配の芽を摘んでおくのが最良の方法だと思うからだ。
それに、家にはたまたまハイリスクの者がいないが、そういう守ってあげるべき人が家族にいる人にとっては、「心配」というよりも「脅威」であることも忘れてはいけない。
今週のカバー写真は、先日冷やかしで行った不動産の内部の様子。日曜日に開催されたオープンハウスはとても盛況だった。
ちなみにこの日に見たのは3階建て6ユニットをまるごと売っているもので、最近のモントリオール島内としては結構破格と思われる、930,000ドルの値段がついていた。
この後買い手がオファーを出すんだけど、見に来ていた人の数を見ると値段は釣り上がりそうだった…
ご無沙汰しております。10年ほど前にクアラルンプールにてお世話になりました、Jun Shirai です。今カナダですね。ご活躍何よりですね。私もカナダに従妹がいるので、バンクーバーには何回も行きました。サーモン釣りも楽しみました。良い国ですね。今回のコロナウィルスでは、日本のクルーズ船での検疫の甘さや潜伏期間が長いことなどから、なかなか収束のめどが立たないのが課題ですね。日本は今は動かず我慢の姿勢。お気を付けて!!
白井様
こちらこそご無沙汰しております。もう10年にもなりますか!その節はご用命いただきありがとうございました。
本当にカナダは良い国だと思います。日本ではコロナウィルスによる経済への影響がどのくらいになるか、心配ですね。
今のところカナダではコロナウィルスのリスクは低いと判断しているようですが、ここ数日で、高リスク国から帰国してきた人への2週間の自宅待機を求める企業や教育機関が多くなりました。
一日も早く収束することを祈っております。